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Society ED.239

母の終活で消えたゲームボーイ。黒歴史は捨てても、プリ帳は捨てられなかった

Her Mom Started 'Shukatsu.' Then Her Forgotten Game Boy Disappeared.

要約ようやくThe story in English

A 70-year-old mother's quiet end-of-life cleanup swallows her daughter's forgotten Game Boy, forcing the 40-year-old to sort her own emotional clutter.

Her Mom Started 'Shukatsu.' Then Her Forgotten Game Boy Disappeared.

The same story at several JLPT levels. Tap a level to switch, and all levels are free.

第1章: ゲームボーイが消えていた

70歳の母ははが、元気げんきなのに家いえの中なかのものを少すこしずつかたづけ始はじめた。40歳前後ぜんごのライター、夏野なつのさんが実家じっかに置おきっぱなしにしていたゲームボーイも、気きづけば姿すがたを消けしていた。

「え、捨すてちゃったの……。」夏野なつのさんはショックだった。でも、何十年なんじゅうねんも置おきっぱなしにしていたのは夏野なつのさん自身じしんだ。将来しょうらい、大量たいりょうの荷物にもつをかたづけることになるのも、おそらく夏野なつのさんだ。そう考かんがえると、母ははの行動こうどうはありがたくもある。

そして、母ははの姿すがたを見みて、夏野なつのさんは思おもった。「私わたしもいつ何なにがあるか分わからない」。

第2章: 終活は死の準備ではない

終おわり活かつとは、人生じんせいの最後さいごを自分じぶんらしく迎むかえるために、お金かねや住すまい、医療いりょう、葬儀そうぎ、人間にんげん関係かんけいなどをかたづけて、家族かぞくの負担ふたんを減へらすための準備じゅんびだ。内閣ないかく府ふの調査ちょうさでは、60歳以上いじょうの約やく4割が終おわり活かつに取とり組くんでいる。日本にっぽん総研そうけんの調査ちょうさでも、50歳から85歳の人ひとの約やく9割が、自分じぶんの医療いりょうや介護かいごなどについて準備じゅんびしたいと答こたえている。

終おわり活かつは「死しの準備じゅんび」ではない。これからを安心あんしんして暮くらすためのもので、早はやすぎる終おわり活かつはない。元気げんきなうちに自分じぶんの物ものやお金かねをかたづけておく「生前せいぜん整理せいり」なら、何なにを残のこして何なにを手放てばなすかを本人ほんにんが決きめられる。

第3章: 黒歴史は捨てられた。でも、プリ帳は無理だった

夏野なつのさんも、自分じぶんの身みの回まわりを少すこしだけかたづけてみることにした。すると、物ものは二ふたつに分わかれた。「できれば人ひとに見みられたくないもの」と、「きちんと残のこしておかないと困こまるもの」だ。

まず、昔むかし書かいた謎なぞのポエムや自分じぶんを励はげます言葉ことばを見みつけた。自分じぶんで書かいたのに恥はずかしい。これは「黒くろ歴史れきし」だ。夏野なつのさんは、思おもい切きって捨すてることにした。

でも、プリントシール帳ちょう、いわゆる「プリ帳ちょう」は違ちがった。見始みはじめたら、むしろ捨すてられなくなってしまった。楽たのしい記憶きおくばかりではないのに、なぜか捨すてる気きになれなかった。終おわり活かつは、始はじめたばかりなのに、まったく進すすまなかった。

第4章: 大切なのは、残された人への気づかい

見みられて困こまるものは、案外あんがいないのかもしれない。でも、残のこされた人ひとが「捨すてていいのか迷まようもの」はたくさんある。プリ帳ちょうや工場こうじょう見学けんがくの記念きねん品ひんなどは、本人ほんにんにとっては大切たいせつでも、家族かぞくからしたら捨すてていいのか迷まようものばかりだ。

そこで夏野なつのさんは、家族かぞくに「私わたしに何なにかあったら全部ぜんぶ捨すててOK」と伝つたえることにした。今いますぐ手放てばなすつもりはないけれど、これで家族かぞくの負担ふたんを減へらせる。

終おわり活かつノート(エンディングノート)も同おなじ考かんがえ方かただ。自分じぶんの希望きぼうや大切たいせつな情報じょうほうをかたづけて、家族かぞくに伝つたえるためのノートで、万一まんいちのときに家族かぞくが迷まよう場面ばめんを減へらせる。

夏野なつのさんの終おわり活かつは、まだ始はじまったばかりだ。プリ帳ちょうを見みて若わかいころの思おもい出でを楽たのしみ、黒くろ歴史れきしを手放てばなし、連絡れんらく先さきをかたづけたところで一区切ひとくぎり。物ものを捨すてるかどうかより、残のこされた人ひとが困こまらないようにしておく。それが、母ははから始はじまった小ちいさな終おわり活かつの、大おおきな一歩いちほなのかもしれない。

第1章: 消えたゲームボーイ

ある日ひ、実家じっかに置おきっぱなしにしていたゲームボーイが、いつの間まにか姿すがたを消けしていました。ロケットニュース24の記事きじによると、40代の夏野なつのさんは、70歳の母ははが数年すうねん前まえから少すこしずつ終おわり活かつを始はじめていることに気きづいたといいます。母ははは元気げんきでしたが、「元気げんきなうちに」と家いえの中なかのものを整理せいりしていて、夏野なつのさんが実家じっかに残のこしていたゲームボーイなども、気きづけばなくなっていたのです。

「え、捨すてちゃったの……」とショックを受うけた夏野なつのさん。しかし、何十年なんじゅうねんも置おきっぱなしにしていたのは自分じぶんですし、将来しょうらい大量たいりょうの荷物にもつを整理せいりすることになるのも、おそらく自分じぶんです。そう考かんがえると、母ははの行動こうどうにありがたさも感かんじたそうです。そして、母ははの姿すがたを見みて、夏野なつのさんはふと思おもいました。「私わたしもいつ何なにがあるか分わからないよな」と。

第2章: 終活は「死の準備」ではない

終おわり活かつとは、人生じんせいの最終さいしゅう段階だんかいを自分じぶんらしく迎むかえるために、財産ざいさんや住すまい、医療いりょう、葬儀そうぎ、人間にんげん関係かんけいなどを整理せいりし、家族かぞくの負担ふたんを減へらすための準備じゅんび行動こうどうです。最近さいきんは関心かんしんが高たかく、内閣ないかく府ふの調査ちょうさによると、60歳以上いじょうの約やく4割が何なんらかの形かたちで終おわり活かつに取とり組くんでいます。また、日本にっぽん総研そうけんの2023年の調査ちょうさでは、50~85歳の回答かいとう者しゃの約やく9割が、自分じぶんの医療いりょうや介護かいご、死亡しぼう時じに備そなえて、周囲しゅういが手続てつづきできるように準備じゅんびしたいと考かんがえていました。

終おわり活かつと聞きくと、お葬式そうしきやお墓はかの準備じゅんびをイメージする人ひとも多おおいかもしれません。でも、終おわり活かつは「死しの準備じゅんび」ではなく、これからを安心あんしんして暮くらすためのものです。元気げんきなうちに始はじめることで、家族かぞくへの負担ふたんも減へらせます。特とくに、本人ほんにんが元気げんきなうちに自分じぶんの持もち物ものや財産ざいさんを整理せいりする「生前せいぜん整理せいり」は、死後しごに遺族いぞくが行おこなう「遺品いひん整理せいり」と違ちがい、何なにを残のこして何なにを手放てばなすかを本人ほんにんが決きめられます。夏野なつのさんの母ははも、自分じぶんの持もち物ものを整理せいりする、いわば生前せいぜん整理せいりを続つづけていたのです。

第3章: 黒歴史は捨てられたが、プリ帳は捨てられなかった

母ははの姿すがたを見みた夏野なつのさんは、自分じぶんの身みの回まわりも整理せいりしてみることにしました。目的もくてきは、「できれば人ひとに見みられたくないもの」を整理せいりすること。いわゆる“黒くろ歴史れきし”です。ところが、青春せいしゅん時代じだいのプリント倶楽部くらぶ(プリクラ)のアルバム、いわゆる「プリ帳ちょう」を見みていると、むしろ捨すてられなくなってしまいました。終おわり活かつは、開始かいし早々そうそうまったく進すすまなかったそうです。

そのプリ帳ちょうと同おなじノートには、昔むかし書かいた謎なぞのポエムや、自分じぶんを励はげます言葉ことばもありました。見みられて困こまるものではないけれど、やはり恥はずかしい。夏野なつのさんは、思おもい切きってそれらを処分しょぶんすることにしました。「過去かこの私わたしよ、達者たっしゃでな」と。

でも、本当ほんとうに「見みられて困こまるもの」は、案外あんがい少すくないのかもしれません。むしろ、残のこされた家族かぞくが「捨すてていいのか迷まようもの」の方ほうがたくさんあります。プリ帳ちょうをはじめとする青春せいしゅん時代じだいの思おもい出でや、工場こうじょう見学けんがくマニアとして集あつめてきた大量たいりょうの記念きねん品ひんなど。夏野なつのさんにとっては大切たいせつでも、家族かぞくからしたら処分しょぶんに困こまるものばかりです。

第4章: 「私に何かあったら全部処分してOK」と伝える

そこで夏野なつのさんは、今いますぐ手放てばなすつもりはないけれど、「私わたしに何なにかあったら全部ぜんぶ処分しょぶんしてOK」と家族かぞくに伝つたえておくことにしました。これなら、今いまは心置こころおきなく集あつめ続つづけられる……はず、と夏野なつのさんは言いいます。

終おわり活かつは、年齢ねんれいに関係かんけいなく「備そなえたいと思おもった時とき」が始はじめどきです。20代や30代でも、身みの回まわりの情報じょうほうを整理せいりし、将来しょうらいの備そなえの土台どだいを作つくることから始はじめられます。エンディングノートに自分じぶんの希望きぼうや情報じょうほうを書かいておくことも、家族かぞくの負担ふたんを減へらす一ひとつの方法ほうほうです。ただし、エンディングノートに法的ほうてき効力こうりょくはありません。それでも、医療いりょうや介護かいご、葬儀そうぎ、財産ざいさん、連絡れんらく先さきなどを書かいておけば、万まんが一いちのとき家族かぞくが判断はんだんに迷まよう場面ばめんを減へらせます。

夏野なつのさんの終おわり活かつは、まだ始はじまったばかりです。今回こんかいはプリ帳ちょうを眺ながめて青春せいしゅんに浸ひたり、昔むかしのポエムを手放てばなし、仕事しごとの連絡れんらく先さきを整理せいりしたところで一区切ひとくぎり。終おわり活かつは、自分じぶんにとって何なにが本当ほんとうに大切たいせつかを見みつめ直なおす活動かつどうでもあります。消きえたゲームボーイの代かわりに、夏野なつのさんは自分じぶんの「残のこしたいもの」と向むき合あう時間じかんを得えたのかもしれません。

母ははの終おわり活かつで、何十年なんじゅうねんも実家じっかに置おきっぱなしだったゲームボーイが、ある日音にちおんもなく姿すがたを消けしていた。

第1章: 消えたゲームボーイと、母が始めた「生前整理」

ロケットニュース24に掲載けいさいされた夏野なつのふとんさんの体験たいけん記きによると、70歳の母ははは数年すうねん前まえから「元気げんきなうちに」と家いえの中なかのものを整理せいりし始はじめており、実家じっかに置おきっぱなしだったゲームボーイもその過程かていで処分しょぶんされてしまったといいます。夏野なつのさんは「え、捨すてちゃったの……」とショックを受うけつつも、何十年なんじゅうねんも放置ほうちしていたのは自分じぶんであり、将来しょうらい大量たいりょうの荷物にもつを整理せいりするのも結局けっきょくは自分じぶんだと考かんがえ、ありがたくも感かんじたと振ふり返かえります。

ここでいう「終おわり活かつ」とは、人生じんせいの最終さいしゅう段階だんかいを自分じぶんらしく迎むかえるために、財産ざいさん・住すまい・医療いりょう・葬儀そうぎ・人間にんげん関係かんけいなどを整理せいりし、家族かぞくの負担ふたんを減へらすための準備じゅんび行動こうどうです。母ははが進すすめているのは、亡なくなった後のちに遺族いぞくが行おこなう遺品いひん整理せいりではなく、本人ほんにんが元気げんきなうちに自分じぶんの持もち物ものや財産ざいさんを整理せいりしておく「生前せいぜん整理せいり」に近ちかいものです。内閣ないかく府ふの平成へいせい30年高齢こうれい社会しゃかい白書はくしょによれば、60歳以上いじょうの約やく4割が何なんらかの形かたちで終おわり活かつに取とり組くんでいるといいます。また日本にっぽん総研そうけんの2023年の調査ちょうさでは、50~85歳の回答かいとう者しゃの約やく9割が、自みずからの医療いりょうや介護かいご、死亡しぼう時じに備そなえて周囲しゅういが手続てつづきできるように準備じゅんびしたいと答こたえています。

第2章: 黒歴史は捨てられたが、プリ帳は捨てられなかった

母ははの姿すがたを見みた夏野なつのさんは、「私わたしもいつ何なにがあるか分わからないよな」と思おもい、まだ終おわり活かつを意識いしきする機会きかいの少すくないアラフォーの自分じぶん自身じしんの身みの回まわりを整理せいりしてみることにしました。彼女かのじょは「できれば人ひとに見みられたくないもの」と「きちんと残のこしておかないと困こまるもの」に分わけて考かんがえるうちに、ノートに書かかれた謎なぞのポエムや自分じぶんを励はげます言葉ことばといった黒くろ歴史れきしを発見はっけんします。それらは「別べつに見みられて困こまるものではないけれど、これはこれでちょっと恥はずかしい」ものでしたが、今回こんかいは思おもい切きって処分しょぶんすることにしました。「過去かこの私わたしよ、達者たっしゃでな」と手放てばなしたといいます。

ところが、プリ帳ちょうだけは違ちがいました。今回こんかいの目的もくてきは「見みられたくないものを整理せいりする」ことだったはずなのに、プリ帳ちょうを見みていたら、むしろ捨すてられなくなってしまったのです。終おわり活かつは開始かいし早々そうそう、まったく進すすまなくなったと夏野なつのさんは書かいています。楽たのしい記憶きおくばかりではないのに、なぜか処分しょぶんする気きになれなかったとも振ふり返かえっています。

第3章: 捨てるより、誰かに「判断材料」を渡すこと

捨すてるか残のこすかで迷まようものは、自分じぶんにとっては大切たいせつでも、残のこされた家族かぞくからすれば「捨すてていいのか迷まようもの」ばかりです。夏野なつのさんは、プリ帳ちょうをはじめとする青春せいしゅん時代じだいの思おもい出でや、工場こうじょう見学けんがくマニアとして集あつめてきた大量たいりょうの記念きねん品ひんについて、今いますぐ手放てばなすつもりはないものの、「私わたしに何なにかあったら全部ぜんぶ処分しょぶんしてOK」と家族かぞくに伝つたえておくことにしました。これなら、今いまは心置こころおきなく集あつめ続つづけられるはずだと記しるしています。

終おわり活かつは「死しの準備じゅんび」ではなく、これからを安心あんしんして暮くらすための備そなえだという見方みかたもあります。20代・30代から始はじめる終おわり活かつも、将来しょうらいへの備そなえの土台どだいを作つくるという意味いみで早はやすぎることはありません。夏野なつのさんは、プリ帳ちょうを眺ながめて青春せいしゅんに浸ひたり、昔むかし書かいた謎なぞのポエムを手放てばなし、仕事しごとの連絡れんらく先さきを整理せいりしたところで一区切ひとくぎりとし、「私わたしの終おわり活かつは、まだまだ始はじまったばかりである」と結むすんでいます。

Key vocabulary

終活 (しゅうかつ)end-of-life arrangements; getting one's affairs in order before death
生前整理 (せいぜんせいり)decluttering one's own belongings and affairs while still alive
プリ帳 (プリちょう)print-sticker album; collaged pages of purinto-shiiru (Print Club) photo stickers
黒歴史 (くろれきし)embarrassing episodes from your personal past; 'dark history'
エンディングノートending note; informal notebook for recording one's end-of-life wishes, not legally binding
Sources12

Yominews stories are original Japanese adaptations of credited reporting, written with AI assistance at several JLPT levels and reviewed by a person before they are published. Read the full reporting at the sources above to support the original publishers.

質問しつもん

Questions & answers

What is "Her Mom Started 'Shukatsu.' Then Her Forgotten Game Boy Disappeared." about?

A 70-year-old mother's quiet end-of-life cleanup swallows her daughter's forgotten Game Boy, forcing the 40-year-old to sort her own emotional clutter.

What JLPT level is this Japanese news story?

This story is written at JLPT N4, N3 and N1. Yominews rewrites the same news at several JLPT levels with furigana over the kanji, so you can read it at your level and switch levels with the tabs on the page. Reading is free and needs no account.

Where does this Japanese news story come from?

This is an original Japanese-language adaptation written by Yomimaru for learners, based on reporting from rocketnews24.com, note.com, tsunagaru-as.com and other outlets. It is not a republished source article; the original reporting is linked in the sources.

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