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ED.294
虫の音を言葉として聴く? 日本人の脳と秋の不思議
Why Japanese Ears Hear Autumn Insects as Human Voices
JLPT N4-N1 Oct 21, 2026 · 3 MIN READ
要約ようやく The story in English
A quirk of language wiring makes the brain's speech center treat the chirps of autumn crickets like spoken words.
The same story at several JLPT levels. Tap a level to switch, and all levels are free.
秋あき の 夜よる 、 外そと を 歩ある くと 、 草くさ むらから きれい な 音おと が 聞き こえてきます。 スズムシ や コオロギ の 音おと です 。
日本にっぽん で は 、 この 音おと を 昔むかし から 「 虫むし の 声こえ 」 と 呼よ んできました。 まるで 虫むし が 人間にんげん と お話はな ししている よう に 感かん じるから です 。 でも 、 海外かいがい から 来き た人ひと に は 、 ただ の 「 音おと 」 や 「 にぎやか な ノイズ 」 に 聞き こえること が あります 。
どうして 日本人にっぽんじん は 、 虫むし の 音おと を 「 声こえ 」 として 楽たの しむの でしょ う か 。
第1章: 虫の音を言葉として聞く脳
1970年代 に 、 角田つのだ 忠信ただのぶ ( つ の だ ただ のぶ ) という 医学いがく の 先生せんせい が 研究けんきゅう を しました 。
人間にんげん の 脳のう に は 、 左ひだり と 右みぎ で ちがう 役目やくめ が あります 。 ふつう 、 左ひだり の 脳のう は 「 言葉ことば 」 を 理解りかい します。 そして 、 右みぎ の 脳のう は 「 音楽おんがく 」 や 「 機械きかい の 音おと 」 など を 聴き きます。
英語えいご など を 話はな す人ひと は 、 虫むし の 音おと を 右みぎ の 脳のう で 聴き きます。 音楽おんがく や 雑音ざつおん と 同おな じよう に 受う けとめているの です 。
しかし 、 日本語にほんご を 話はな す人ひと は 、 虫むし の 音おと を 左ひだり の 脳のう で 聴き いていました。 言葉ことば を 理解りかい する左ひだり の 脳のう を 使つか うので 、 虫むし の 音おと を 「 意味いみ の ある 声こえ 」 の よう に 感かん じているの です 。
第2章: 日本語の「母音」と虫の音
なぜ 、 日本語にほんご を 話はな す人ひと は 虫むし の 音おと を 左ひだり の 脳のう で 聞き くの でしょ う か 。
その 理由りゆう は 、 日本語にほんご という 言葉ことば の 仕組しく みに あります 。 日本語にほんご に は 、 「 あ ・ い ・ う ・ え ・ お 」 という 母音ぼいん ( ぼいん ) が たくさん あります 。 日本語にほんご を 話はな す人ひと の 脳のう は 、 母音ぼいん を 左ひだり の 脳のう で しっかり 受う けとめます。
スズムシ の 「 リーン 、 リーン 」 という 音おと は 、 長なが くのびる 母音ぼいん の 音おと に よく 似に ています。 その ため 、 日本語にほんご を 話はな す人ひと の 脳のう は 、 虫むし の 音おと を 「 言葉ことば の 一部いちぶ かも しれない 」 と 思おも って左ひだり の 脳のう で 処理しょり するの です 。
風かぜ の音おと や 、 雨あめ の 音おと 、 川かわ が 流なが れる音おと も 同おな じです 。 日本人にっぽんじん は 、 自然しぜん の 音おと を 言葉ことば と 同おな じよう に 左ひだり の 脳のう で 聞き いています。
第3章: 子どものときの環境がきめる
この 脳のう の 働はたら きは 、 生う まれつきの 体からだ の ちがい で は ありません 。
子こ どもの とき 、 9歳 くらい まで に 日本語にほんご を 聞き いて育そだ つと 、 この 脳のう に なる と 言い われています。 外国がいこく で 生う まれても 、 小ちい さいうち に 日本語にほんご を 話はな して育そだ てば、 虫むし の 声こえ を 左ひだり の 脳のう で 聞き くよう に なります 。
反対はんたい に 、 日本人にっぽんじん の 子こ どもで も 、 外国がいこく 語ご だけ で 育そだ つと 、 虫むし の 音おと を 右みぎ の 脳のう で 聴き くよう に なります 。
どんな 言葉ことば を 話はな して育そだ ったか によって 、 脳のう の 音おと の 聞き き方かた が かわる の です 。
第4章: 日本の秋を耳で楽しもう
昔むかし の 日本人にっぽんじん は 、 虫むし の 声こえ に 耳みみ を すませて 、 たくさん の 歌うた を 作つく りました。 鳥とり や 虫むし の 音おと を 人ひと の 言葉ことば に 当あ てはめて聞き く文化ぶんか も あります 。
秋あき に なったら 、 ぜひ 夜よる の 静しず かな 公園こうえん や 庭にわ を 歩ある いてみてください。 虫むし たち の 音おと が 、 何なに か を 話はな している「 声こえ 」 の よう に 聞き こえてくるかも しれません 。
第1章: 秋の夜に響く虫の音
秋あき の 夜よる 、 静しず かな 道みち を 歩ある くと 虫むし の 音おと が 聞き こえます。
草くさ むらから 「 リーン 、 リーン 」 と 澄す んだ音おと が 響ひび きます。
スズムシ など の 昆虫こんちゅう は 、 左右さゆう の 前ぜん 羽はね を こすり 合あ わせて音おと を 出だ します。
虫むし に は 声帯せいたい が ない ので 、 口くち から 声こえ を 出だ しているわけ で は ありません 。
しかし 、 日本にっぽん で は 昔むかし から この 音おと を 「 虫むし の 声こえ 」 と 呼よ んできました。
ただ の 物音ものおと で は なく 、 誰だれ か が 話はな しているよう に 耳みみ を 傾かたむ けてきたの です 。
実じつ はこの 感かん じ方かた に は 、 脳のう の 働はたら きが 深ふか く関係かんけい しています。
第2章: 虫の音を言葉の脳で受けとめる
人間にんげん の 脳のう は 、 右脳うのう と 左脳さのう で 得意とくい な こと が 違ちが います。
一般いっぱん 的てき に 、 左脳さのう は 人間にんげん の 言葉ことば を 理解りかい します。
いっぽう 右脳うのう は 、 音楽おんがく や 機械きかい の 音おと 、 雑音ざつおん を 処理しょり します。
この 違ちが いについて 、 東京医科歯科大学とうきょういかしかだいがく の 角田つのだ 忠信ただのぶ 教授きょうじゅ が 研究けんきゅう を 行おこな いました。
角田つのだ 教授きょうじゅ の 研究けんきゅう に よる と 、 西洋せいよう の 人ひと は 虫むし の 音おと を 右脳うのう で 処理しょり します。
彼かれ らにとって 虫むし の 音おと は 、 音楽おんがく や 環境かんきょう の 雑音ざつおん と 同おな じ仲間なかま です 。
ところが 、 日本語にほんご を 母語ぼご と する 人ひと は 虫むし の 音おと を 左脳さのう で 受う けとめます。
日本語にほんご で 育そだ った人ひと の 多おお くは 、 虫むし の 音おと を 聴き くとき に 言語げんご の 脳のう が 働はたら いていました。
つまり 、 日本人にっぽんじん は 虫むし の 音おと を 人間にんげん の 話はな し声ごえ と 同おな じよう に 聴き いているの です 。
第3章: 母音の言語がつくる特別な耳
この 聴き き方かた は 、 生う まれつきの 遺伝いでん による もの で は ありません 。
子こ どもの ころ に どんな 言語げんご を 話はな して育そだ ったか で 決き まります。
外国がいこく で 外国がいこく 語ご を 話はな して育そだ った日系にっけい 人じん は 、 西洋せいよう 人じん と 同おな じ右脳うのう 型がた に なります 。
反対はんたい に 、 ポリネシア 諸語しょご を 話はな す人々ひとびと も 日本人にっぽんじん と 同おな じ特徴とくちょう を 持も つと されます 。
日本語にほんご は 、 母音ぼいん を とても 大切たいせつ に する 言語げんご です 。
長なが く伸の びる虫むし の 音おと は 、 日本語にほんご の 母音ぼいん の 響ひび きに よく 似に ています。
その ため 日本語にほんご を 話はな す脳のう は 、 虫むし の 音おと を 言葉ことば の 一部いちぶ だ と 判断はんだん します。
また 、 日本語にほんご に は 「 チンチロリン 」 の よう な 擬音ぎおん 語ご が たくさん あります 。
自然しぜん の 音おと を 言葉ことば に 当あ てはめる文化ぶんか が 、 左脳さのう で 音おと を 聴き く習慣しゅうかん を 育そだ ててきたの です 。
第4章: 秋の夜に立ち止まって聴く
日本にっぽん に 住す んでいるなら、 秋あき の 夜よる に 公園こうえん や 街まち の 草くさ むらを 歩ある いてみてください。
虫むし の 音おと に 慣な れていない人ひと に は 、 ただ の 背景はいけい の 音おと に 聞き こえるかも しれません 。
しかし 、 少すこ し足あし を 止と めて耳みみ を 澄す ましてみましょう。
虫むし たち の 鳴な き声ごえ が 、 まるで 季節きせつ を 伝つた えるメッセージ の よう に 聞き こえてきます。
昔むかし の 人々ひとびと が なぜ 虫むし の 音おと を 歌うた に 詠よ んだの か 、 その 気持きも ちが よく わかります 。
日本語にほんご を 学まな びながら その 音おと を 聴き くと 、 あなた の 耳みみ も 新あたら しい世界せかい を 見み つけるはず です 。
第1章: 草むらから立ちのぼる秋のささやき
夏なつ の 厳きび しい暑あつ さ が 引ひ き、 夕暮ゆうぐ れの 空気くうき が ひんやり と 肌はだ を なでる 季節きせつ に なる と 、 日本にっぽん の 街角まちかど や 庭先にわさき で は 一斉いっせい に 小ちい さな生い き物もの たち の 合唱がっしょう が 始はじ まります。 チリンチリン と 鈴すず を 振ふ るよう に 澄す んだ音おと を 響ひび かせるスズムシ や 、 コロコロ と 軽かろ やかに 転ころ がるエンマコオロギ の 調しら べなど 、 夜よる の 帳とばり が 下お りるにつれて 草くさ むらは 豊ゆた かな 音おと 彩あや に 包つつ まれます。
生物せいぶつ 学的がくてき に は 、 虫むし たち に は 人間にんげん の よう な 声帯せいたい は なく 、 口くち から 息いき を 吐は いて鳴な いているわけ で は ありません 。 スズムシ を はじめ と する 直ちょく 翅 類るい の 昆虫こんちゅう は 、 前翅ぜんし を 垂直すいちょく に 立た てて微細びさい に 震ふる わせ、 左右さゆう の 翅 の 根元ねもと に ある や すり 状じょう の 脈みゃく を こすり 合あ わせること で 摩擦音まさつおん を 生う み出だ しています。 それ に も かかわらず 、 日本語にほんご で は 古ふる くから これら を 「 虫むし の 音おと 」 のみ ならず 「 虫むし の 声こえ 」 と 呼よ びならわしてきました 。 まるで 虫むし たち が 意思いし を 持も ち、 人間にんげん に 何なに か を 語かた りかけているか の よう に 耳みみ を 澄す ますこの 感覚かんかく に は 、 単たん なる文学ぶんがく 的てき 修辞しゅうじ を 超こ えた、 聴覚ちょうかく 生理学せいりがく 上じょう の 確たし かな 背景はいけい が 存在そんざい します。
第2章: 左脳が紡ぐ「意味」と右脳が捉える「雑音」
人間にんげん が 耳みみ から 取と り込こ んだ音おと 情報じょうほう は 、 左右さゆう の 脳のう へ 分岐ぶんき して処理しょり されます。 大脳だいのう 生理学せいりがく の 基本きほん 的てき な 知見ちけん に よれば 、 左ひだり 耳みみ から 入はい った信号しんごう は 主おも に 右脳うのう へ 、 右みぎ 耳みみ から の 信号しんごう は 主おも に 左脳さのう へ と 交差こうさ して送おく られます。 一般いっぱん 的てき に 、 論理ろんり 的てき 思考しこう や 言語げんご 理解りかい を 司つかさど るの は 「 言語げんご 脳のう 」 と 呼よ ばれる左脳さのう で あり 、 一方いっぽう で 旋律せんりつ や 和音わおん 、 機械きかい 音おん 、 あるいは 環境かんきょう の 背景はいけい 雑音ざつおん といった 非ひ 言語げんご 的てき な 音響おんきょう を 処理しょり するの は 「 音楽おんがく 脳のう 」 と 呼よ ばれる右脳うのう です 。
1970年代 、 東京医科歯科大学とうきょういかしかだいがく 教授きょうじゅ の 角田つのだ 忠信ただのぶ 氏し が 発表はっぴょう した研究けんきゅう は 、 この 音響おんきょう 処理しょり における 著いちじる しい差異さい を 浮う き彫ぼ りに しました 。 欧米おうべい の 諸しょ 言語げんご を 母語ぼご と する 人々ひとびと の 多おお くは 、 虫むし の 鳴な き声ごえ を バイオリン の 音色ねいろ や 機械きかい の 駆動くどう 音おん と 同様どうよう に 右脳うのう で 受容じゅよう し、 意味いみ を 持も たない背景はいけい 音おん 、 すなわち 環境かんきょう ノイズ の 一種いっしゅ として 処理しょり する傾向けいこう が 見み られます。 その ため 、 どれ ほど 激はげ しく虫むし が 鳴な き交か わしていても 、 意識いしき の 焦点しょうてん から 外はず れ、 知覚ちかく そのもの に 上のぼ らないこと すら 珍めずら しくありません 。
ところが 、 日本語にほんご を 母語ぼご として 育そだ った人々ひとびと の 脳のう を 観察かんさつ すると 、 虫むし の 音おと を 聴き いた際さい に 活性かっせい 化か する の は 、 人間にんげん の 話はな し声ごえ を 理解りかい するとき と 同おな じ左脳さのう の 言語げんご 中枢ちゅうすう で ある こと が 判明はんめい しました。 つまり 日本語にほんご 話者わしゃ は 、 物理ぶつり 的てき に は 翅 の 摩擦音まさつおん に すぎない 音響おんきょう を 、 無意識むいしき の うち に 人間にんげん の 発声はっせい と 同様どうよう の 「 意味いみ を 帯お びた音声おんせい 信号しんごう 」 として 受容じゅよう しているの です 。
第3章: 母音重視の言語体系と幼少期の音響適応
なぜ 日本語にほんご 話者わしゃ の 脳のう は 、 虫むし の 鳴な き声ごえ を 手際てぎわ よく 言語げんご 領域りょういき へ と 振ふ り分わ けるの でしょ う か 。 その 鍵かぎ は 、 日本語にほんご という 言語げんご そのもの が 持も つ独特どくとく な 音響おんきょう 構造こうぞう に 隠かく されています。
日本語にほんご は 子音しいん と 母音ぼいん の 結むす びつき が 極きわ めて密接みっせつ で あり 、 「 あ 」 「 い 」 「 う 」 「 え 」 「 お 」 といった 単独たんどく の 持続じぞく 母音ぼいん だけ でも 独立どくりつ した意味いみ を 成な す言葉ことば が 無数むすう に 存在そんざい します。 これ に対たい して 西洋せいよう の 言語げんご 体系たいけい で は 、 母音ぼいん は 子音しいん に 挟はさ まれた音節おんせつ 構造こうぞう の 中なか で 機能きのう すること が 主おも で あり 、 母音ぼいん 単体たんたい は しばしば 言語げんご 範疇はんちゅう の 外そと に ある 非ひ 言語げんご 音おん として 右脳うのう 優位ゆうい で 処理しょり されます。 角田つのだ 氏し の 分析ぶんせき に よれば 、 スズムシ の 「 リーン 」 や マツムシ の 「 チンチロリン 」 といった 虫むし の 鳴な き声ごえ の 周波数しゅうはすう パターン や 時間じかん 的てき 持続じぞく は 、 日本語にほんご の 長なが く引ひ き延の ばされた母音ぼいん の 物理ぶつり 的てき 特性とくせい と 酷似こくじ しています。 日本語にほんご 話者わしゃ の 脳のう は 、 持続じぞく する母音ぼいん を 「 言語げんご の 一部いちぶ 」 として 敏感びんかん に すくい 取と る訓練くんれん を 日常にちじょう 的てき に 重かさ ねているため 、 虫むし の 音おと を も 自然しぜん と 言語げんご の ネットワーク に 組く み込こ んでしまうの です 。
極きわ めて示唆しさ に 富と むの は 、 この 現象げんしょう が 人種じんしゅ や 遺伝いでん による 先天的せんてんてき な 差異さい で は なく 、 後天的こうてんてき な 言語げんご 環境かんきょう によって 形成けいせい されるという 点てん です 。 日本人にっぽんじん の 血ち を 引ひ いていても 外国がいこく 語ご を 母語ぼご として 育そだ った日系にっけい 二世にせい や 三世さんせい に は この 左脳さのう 優位ゆうい の 反応はんのう は 見み られず、 逆ぎゃく に 非ひ 日本人にっぽんじん の 血統けっとう で あっ て も 、 おおむね 9歳 前後ぜんご まで の 幼少ようしょう 期き を 日本語にほんご 環境かんきょう で 過す ごした人物じんぶつ の 脳のう は 、 虫むし の 声こえ を 左脳さのう で 捉とら えるよう に なります 。 なお 、 角田つのだ 氏し の 調査ちょうさ に よれば 、 世界せかい で も 日本語にほんご 話者わしゃ の ほか に ポリネシア 諸語しょご を 話はな す人々ひとびと に 同様どうよう の 母音ぼいん ・ 自然しぜん 音おん 受容じゅよう パターン が 確認かくにん されています。
こうした 脳のう の 配線はいせん は 、 日本にっぽん 文化ぶんか が 育はぐく んできた表現ひょうげん とも 見事みごと に 調和ちょうわ しています。 鳥とり や 虫むし の 鳴な き声ごえ を 人間にんげん の 言葉ことば に なぞらえて 解釈かいしゃく する「 聞き きなし 」 の 風習ふうしゅう や 、 音おと そのもの に 意味いみ の 輪郭りんかく を 与あた える豊ゆた かな オノマトペ ( 擬音ぎおん 語ご ・ 擬態語ぎたいご ) の 体系たいけい は 、 自然しぜん 界かい の 音波おんぱ を 言語げんご 体系たいけい へ 翻訳ほんやく する認知にんち の 習慣しゅうかん を 千年せんねん にわたって 支ささ え続つづ けてきました。
第4章: 秋の小径で試みたい、新しい耳の澄ませ方
もし あなた が 日本語にほんご を 学まな んでいる最中さいちゅう で あっ たり 、 日本にっぽん で 秋あき を 過す ごす機会きかい が あっ たり するなら 、 ぜひ 夕暮ゆうぐ れ時じ の 公園こうえん や 寺社じしゃ の 参道さんどう で 足あし を 止と めてみてください。 街灯がいとう の 足元あしもと や 植う え込こ みの 奥おく から 届とど く細こま やかな 震ふる えに 、 意識いしき して耳みみ を 傾かたむ けてみましょう。
虫むし の 音おと を 単たん なる環境かんきょう 音おん として 聞き き流なが すの で は なく 、 「 リーン 、 リーン 」 「 チン・チロン 」 といった 日本語にほんご の 語彙ごい を 思おも い浮う かべながら 聴き き取と ろうと 試こころ みること 自体じたい が 、 日本語にほんご の 母音ぼいん 体系たいけい に 耳みみ を 馴染なじ ませる上質じょうしつ な トレーニング に なります 。 かつて の 歌人かじん たち が 虫むし の 声こえ に 季節きせつ の 移うつ ろいや 哀歓あいかん を 重かさ ね合あ わせたよう に 、 自然しぜん の 音おと を 雑音ざつおん として 排除はいじょ せず、 世界せかい から の 語かた りかけとして 受う け止と める感覚かんかく は 、 言語げんご の 習得しゅうとく を通つう じて あなた の 内側うちがわ に も 静しず かに 根ね づいていくはず です 。
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Sources 12
Yominews stories are original Japanese adaptations of credited reporting, written with AI assistance at several JLPT levels and reviewed by a person before they are published. Read the full reporting at the sources above to support the original publishers.
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Questions & answers
What is "Why Japanese Ears Hear Autumn Insects as Human Voices" about? A quirk of language wiring makes the brain's speech center treat the chirps of autumn crickets like spoken words.
What JLPT level is this Japanese news story? This story is written at JLPT N4, N3 and N1. Yominews rewrites the same news at several JLPT levels with furigana over the kanji, so you can read it at your level and switch levels with the tabs on the page. Reading is free and needs no account.
Where does this Japanese news story come from? This is an original Japanese-language adaptation written by Yomimaru for learners, based on reporting from www.muji.net, kojiroo.com, note.com and other outlets. It is not a republished source article; the original reporting is linked in the sources.
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